2010年5月29日土曜日

切り裂きジャック

「切り裂きジャック」起訴 売春婦3人殺害容疑の研究者
英イングランド北部ブラッドフォードで、売春婦3人を殺害したとして、ブラッドフォード大学の犯罪学の博士課程で19世紀の猟奇事件「切り裂きジャック」など連続殺人事件を研究していた男が27日起訴された。(産経ニュース)
19世紀を代表する猟奇殺人「切り裂きジャック」事件を研究していた大学院生が起訴されました。

ニーチェ曰く
怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。(善悪の彼岸)
犯人・動機ともに不明のまま終わり、1世紀以上経った現在も人を惹きつける「切り裂きジャック」。この事件の深淵を覗き見ようとし、逆に深淵に飲まれてしまったということでしょうか。

しかし、詳しくはまだ分かりませんが、報道から察するに、あくまで「研究対象」にしていたわけですから、「怪物と戦っていた」のとは少し異なります。今回のような猟奇事件にはありがちなように、そもそも猟奇的・嗜虐的な性癖を持っていて、過去の猟奇事件を自分の中でファイリングしていくうちに、その性癖が強化されていったケースであるように思えてなりません。

私自身、快楽殺人、性的倒錯からの殺人など、しばしば猟奇事件に繋がるような話は大好物なわけですが、実際に殺人を犯したことはありませんし、これからもおそらく犯さないでしょう。猟奇事件は、良い意味でも悪い意味でも人を惹きつけますが、皆がみな「当てられる」わけではありません。やはり、そういった事件に感応する性癖を有する人間が、その深淵に足を踏み入れてしまうのでしょう。


「切り裂きジャック」研究者が売春婦3人殺害
英国中部ブラッドフォードで、売春婦3人を殺害した容疑で男(40)が28日までに逮捕され、殺人罪で起訴された。男は地元の大学院生で、19世紀のロンドンで起きた売春婦連続殺人「切り裂きジャック」事件を研究していた。警察などの調べに対し「女性の遺体を食べた」などと話している。(中略)被告は28日、裁判所での罪状認否で氏名を問われると「人食い人種だ」と答えた。
うーん、どうしても穿った見方をしてしまう。心神喪失による責任阻却を狙ってるんじゃないか、とか。ただ彼は「切り裂きジャック」以外の事件も研究していたそうですから、この手の事件の結末はご存知のはず。これはガチかも分からんね。

2010年5月25日火曜日

動物愛護法

ニコニコでDQN女が動物虐待
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1274775287/



ニコニコ生放送で「犬の虐待が行われていた」とちょっとした騒ぎになっています。
2chフェレット虐待事件のような動画を想像していたので、少し拍子抜けしました。


動物に対する虐待の禁止は「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護法)に規定されています。
(目的)
第一条  この法律は、動物の虐待の防止、動物の適正な取扱いその他動物の愛護に関する事項を定めて国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資するとともに、動物の管理に関する事項を定めて動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害を防止することを目的とする。
(基本原則)
第二条  動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。
法律上、動物は「物」として扱われます。例えば、他人の動物に対し、故意をもって危害を加えれば「器物損壊罪」が成立しますが、自己の所有する動物に危害を加えたとしても、所有「物」を損壊しただけですから、刑法上、何ら罪に問われません。

しかし、ペットとしての動物がより一般化されることとなった現代。動物を人間に準ずるもの、さらには「家族」として認識する人々すら増えつつあり、誰が所有するに関わらず、動物への虐待行為は倫理に悖ると考えられるようになりました。

そこで、動物愛護法では、現代の社会的倫理に合致するよう、「愛護動物」への加害行為の制限を規定しています。
第四十四条  愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
2  愛護動物に対し、みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる等の虐待を行つた者は、五十万円以下の罰金に処する。
3  愛護動物を遺棄した者は、五十万円以下の罰金に処する。
4  前三項において「愛護動物」とは、次の各号に掲げる動物をいう。
一  牛、馬、豚、めん羊、やぎ、犬、ねこ、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
二  前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの
4項一号から分かるとおり、犬やねこなどへの加害行為は、人に飼われているか否かとは無関係に罰せられます。野良猫をエアガンで撃っていた少年が逮捕された、なんていう事件が一時期流行りましたが、この法律でしょっ引かれていたわけです。それにしても、愛護動物にあひるが入っているのが面白いですね。


今回の事件で適用されるとすれば、1項でしょうか。動画から読み取るに、犬が傷つけられたようには見えませんし、動物虐待とするには少々過剰な反応に思えます。ただ、犬を高い所から落とすような行為は、骨折などの危険を考慮すると、とても褒められたものではありません。会員制とはいえ、誰からも見られるような方法で動画を配信しているわけですから、もう少し配慮が必要だったように思えます。

2010年5月21日金曜日

礼拝所不敬罪

篠山紀信氏:墓地ヌード撮影 礼拝所不敬などで略式起訴(毎日新聞)

例の「墓地ヌード撮影」で話題となった篠山紀信さんが「礼拝所不敬罪」で略式起訴されました。
(礼拝所不敬及び説教等妨害)
第188条 神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所に対し、公然と不敬な行為をした者は、6月以下の懲役若しくは禁錮又は10万円以下の罰金に処する。
あまり聞きなれない法律ですが、刑法第188条1項に規定されています。「他家に対する悪感情の発露としてその家の墓所に放尿するような仕種をした事例(東京高裁・昭和27年)や、深夜に共同墓地の墓碑を押し倒した事例(最高裁・昭和43年)など(西野神社 社務日誌「刑法 第188条」)」に適用例があるそうですが、中々のレアケースみたいです。

この事件に関して、篠山さんはご自身の(公式サイト)にて「一連の捜査報道は、表現の萎縮効果を生みかねない。一度壊されてしまうとこの自由は、修復にとてつもない時間とエネルギーを要する。」とのコメントをされています。う~ん、的外れというか何というか。今回の事件は、表現物である写真のわいせつ性を問題にしているのではなく、それを制作するまでの行為が社会的法益を侵害しているから、罰せられることになったわけです。結果として表現の自由を制約することになったとしても、それはまた別の問題です。

コメントを拝読するかぎり、この点についてはご理解されているようですが、それでも尚こういった発言をされるということは、同サイトで「『20XX TOKYO』は写真作品として東京を表現する為の創造の発露であり、この純粋な創作”行為”は何者も止める事は出来ない」(ダブルクオーテーションは私が挿入しました)と仰っていることからも伺えるとおり、表現の自由を何ら制約の及ばない無制限な権利と勘違いされているのでしょう。

ただ、公然わいせつ性については相当の配慮をされていたようです。その点を考えると、公然わいせつでの起訴は同情に値すると思います。しかし、「礼拝所不敬罪」での起訴は当然と言わざるを得ません。同サイトで「街中で無防備に裸でいることはいけないことなど誰が考えても常識でわかる」と仰っていますが、墓地でのヌード撮影が常識に悖る、社会通念上許されない行為であろうことには考えが至らなかったのでしょうか。私は宗教的な関心が強い方ではありませんが、強い不快感を覚えました。


また、今朝の報道番組「やじうまプラス」にて、吉永みち子さんが「礼拝所への敬意は私たちの心の中にあるものであり、それを法律で規制することには”こわさ”を感じる」といった趣旨の発言をされていました。これまた的外れで、「心」ではなく「行為」を処罰対象としているんですから、思想そのものを規制するような立法意図は伺えません。朝日だから、不敬罪に反応したのかな。


文化人の方々が「表現の自由」を守ろうとされる気持ちも分かりますし、そういった言動は、民主主義の観点から不可欠なものです。しかし、表現の自由は無制限な権利ではないということをご理解いただきたいと強く思います。

2010年5月19日水曜日

勇者超人グランブレイバー

こ、これは酷い・・・(いい意味で)

今期糞アニメ担当の「迷い猫オーバーラン!」。突っ込みどころが多く、切ろう切ろうと思いながらも毎週見てます。「各話、受ける印象が随分と違うなぁ」と思って調べてみると、迷い猫は「各話監督制」をとっているそうです。あの4話って大地丙太郎さんだったんだ。納得。

で、今回の7話。いきなり地球をバックにナレーション。
(前略)地球に今、3つのエネルギー生命体が舞い降りた。彼らはブレイン星からやってきた3人の勇者たち。全宇宙の支配を目論む機械帝国の魔の手から地球の平和を守るため、彼らは今日も戦い続ける。(CV:内海賢二)
うん、ギャグアニメではよくあるよね。違うアニメかと思ったら、本編内のアニメだったとか。でもね、24分全部グランブレイバーだから!これが本編だったから!



もちろん、無駄にカッコいいOPまできっちり制作。曲名は「GO!グランブレイバー!」。歌っているのは福山芳樹さん。成人向けゲーム「置き場がない!」の主題歌なんかもそうだけど、仕事選んでないのかこの人は。

そしてダメ押しのEDクレジット。第2原画にはあのサンライズの名前が。仕事選べ!


・・・うん、でも面白かったです。へっぽこ実験アニメーションっていうレベルじゃなくなってきたけど。切ろう切ろうと思いながら、来週も楽しみにしています。

2010年5月18日火曜日

Untitled 2100

アンタイトルド2100
人類が破壊した地球を元に戻せるのか?精霊戦士たちのストーリー!

先日、YouTubeのチャンネルで「新世紀エヴァンゲリオン」の1話~6話無料配信を発見。旧劇場版、TVシリーズは何度見たか分かりません。機会があるとちょくちょく見ちゃいます。エヴァには「MAGI」というスーパーコンピューターが登場するんですが、何とこの「MAGI」、実在するそうなんです。

エヴァのスーパーコンピューター「MAGIシステム」は実在する(GIGAZINE)

東方の三博士を由来とするCaspar、Balthazar、Melchiorの3台に機能分担されているのは同様。加えて、キリストの母でしょうか、Maryが稼動しています。クラスタシステムですから、厳密にはスーパーコンピューターじゃないんですかね?ともかく、これで使徒が襲来しても安心です。EVAないけど。


で、ここまでが前置き。長々とすみません。↑のGIGAZINEさんのページではGoogle Adsenseを採用しており、お馴染みの文字広告だけでなく、画像広告も出てくるわけです。



一瞬目を疑いました。イラストといい左上の「広告主募集中」といい、他広告を圧倒する異彩。流石にGoogle Adsenseの広告じゃないんだろうと思いましたが、右下には「Ads by Google」の文字。ポカーンとしながらクリックしちゃいました。

う~ん、何だろう。小学生の頃、こういうのをノートに書いてた気がする。2,100円から広告を出稿できるようです。大企業の広報部の方、ご興味があれば問い合わせされてみては如何でしょうか。

2010年5月16日日曜日

普天間基地移設問題

5月末決着の見通しがつかず、鳩山首相、ひいては民主党に対する不信感を増す要因となっている「普天間基地移設問題」。最近の若者宜しく、全く興味を持っていませんでしたが、今朝「新報道2001(フジテレビ)」の討論を視聴し、少しだけ興味がわきました。

普天間基地に関して印象に残っていることと言えば、2004年の「沖国大米軍ヘリ墜落事件」でしょうか。民間人の死傷者がいなかったのが幸いでした。基地がある以上、当然起こり得る事態ですが、周辺住民は戦々恐々でしょう。

また、事故後、アメリカ軍によって現場が封鎖され、大学関係者はともかくとしても、警察等の行政権が締め出しを食らいました。警察は「航空危険行為等処罰法」違反で捜査していたようですが、結局、公訴時効を迎えたそうです。日米地位協定が存在する以上、仕方のないところなんでしょうが、「納得いかない」という沖縄県民の気持ちはよく分かります。

この事故に象徴される安全性の問題とともに、騒音などの環境問題も憂慮すべきことです。


しかし、これらの外部不経済を考慮に入れるとしても、普天間基地に限った話ではありませんが、基地による雇用や商店の売上促進など、周辺住民は一定の利益を得ていたはずです。故に、基地が移転されることでの不利益も当然、考える必要があります。

また、基地の存在を理解した上で、その周辺に移住された方々も多くいらっしゃるようです(普天間基地周辺の密集民家の形成が一目でわかる航空写真)。基地建設から半世紀以上。世代が変わっているにせよ、そういった方々からの基地移転主張は不当であるように思えます。

ただ、現実として、周辺住民に基地の存在によるリスク等のコストを負担していただいているわけですから、日本国は軍事的リターンの見返りとして、何らかの補償をする必要があります。問題点を直接除去するのは困難ですから、金銭的な補償が妥当でしょう。もちろん、それは個々の住民に与えられるべきで、沖縄県に対し、補助金として交付されるべきではありません。

実際、そういった補償が行われていたのかは存じませんが、行われていなかったのであれば行うべきでしたし、行われていたとしても、住民の不満があれば、政府は討議に応じるべきだったと考えます。それでも不満が残るようなら、相当の補償費を提供し、退去いただく方向で話を進める他ありません。


とまぁ、基地の移転自体に反対したいんですが、状況を考えれば、どこかに移転しないと「決着」しないでしょうね。移転先は諸案ありますが、軍事的知識が皆無なので、どの案が最適なのかはちょっと分かりません。基地移設運動の根底には「沖縄に米軍基地を押し付けるな」という県民感情があるんでしょうから、辺野古じゃ意味ないんじゃ・・・とは思います。メガフロート案が先進的で面白そうですけれど、実現可能なんでしょうか?お金かかりそうですし。どこに移転するにせよ、鳩山首相にはもう少し頑張っていただきたいところです。

2010年5月15日土曜日

司法試験予備試験

2011年から開始される司法試験予備試験。いつの間にかサンプル問題が公表されていました。

司法試験予備試験サンプル問題の公表について(法務省)

公表されたのは一般教養科目、法律実務基礎科目。前者は短答式試験、後者は論文式試験の科目です。法律実務基礎科目はやや平易な印象を受けましたが、一般教養科目の難易度はやや高そうです。私はガチガチの文系で、理系問題がサッパリだからかもしれません。

一般教養科目は40問中20問のみ解答する形式です。7問ある英語の出題を全部解くとしても、あと13問。英語はみんな解けるでしょうし、これまた厳しそうですね。


司法試験予備試験における出題範囲及び問題数等について(法務省)

1.短答式試験
・法律基本科目(憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法)
各科目10問~15問程度
・一般教養科目
人文科学、社会科学、自然科学、英語
40問程度から20問選択

2.論文式試験
・法律基本科目(短答式に同じ)
各1問
・一般教養科目
人文科学、社会科学、自然科学から1問
・法律実務基礎科目
民事、刑事それぞれ1問

3.口述試験
法律実務科目(論文式に同じ)

試験内容は以上。他サンプル問題の公表が待たれます。